新しい蕎麦(粉)道

映画「かもめ食堂」の舞台として使われたヘルシンキのレストラン。そこで食べたバターがたっぷりとしてジューシーなブリニが、数年経っても心と舌の片隅に残っていた。恒例のH家との集まりではだからブリニと、同じように蕎麦粉を利用したガレットを作ることに。ブリニは卵を卵黄と卵白に分けて入れ、イーストを加えて発酵させるのに対し、ガレットは卵を分けず、イーストも入れずに生地を寝かせるだけ。サワークリームやサーモンをのせて食べるブリニと、たっぷりのチーズやベーコン、半熟の目玉焼きと一緒に焼いてから食べるガレット、蕎麦粉を使った同じ粉ものでも違うものとして楽しんだ。数年前の蕎麦作りのリベンジは未だ果たせず、でも替わりに見出だした新たな道が、リベンジは必要ない気にさせてくれた。

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私的鎌倉地図

年中観光客で賑わう鎌倉にて、人の少ない場所を散歩したり訪れたりすることが私達はいつからか得意になったと思う。念願のコマチーナからスタートしていつものパン屋を2軒巡り、鎌倉交流館でのVR体験後、建長寺で座禅を組んだ。この間、混雑が気になったのは待ち合わせの改札とコマチーナに向かうまでの小町通りくらい。今回、初めて行った交流館への小さな道が私の鎌倉地図に加わった。こうやって少しずつ更新されていけば、人混みを避ける力は更に数段上がるはず。

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海の会 | permalink | comments(0) | -
 
 

切手のないおくりもの

ラジオから流れるフジファブリック山口さんの歌声に、しばし仕事の手が止まった。昔から歌い馴染んだ曲が、こんな形で耳に触れるとその素晴しさが浮彫りになる。

私からあなたへ この歌を届けよう
広い世界にたったひとりの 私の好きなあなたへ

シンプルな歌詞と短い曲なのにメッセージがしっかりと込められている。 当たり前のように歌いすぎてその素晴しさに立ち止まることもなかったから、心まで浸透させるのに山口さんからよい機会をもらったと思う。

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音楽 | permalink | comments(0) | -
 
 

空いている左腕に思うこと

いつもしている時計を忘れてしまい、すうすうとして身軽な左腕。指環とか時計とか、日頃身につけているものがついていないと落ち着かない時期もあったのに、 今は軽い腕が心地よい。ずっと習慣にしてきたことも、意図的に変えてみたら今までとは違った側面が見えてくるのかもしれない。19年の後半はそんな風に過ごしてみようか。

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日々 | permalink | comments(0) | -
 
 

2人のY

昼時、旦那様の長い転勤の末、東京に帰ってきたYと神保町散歩。クラシカルな建物にてランチと見学を堪能し、足を延ばして趣のある教会を訪れ、偶然見つけた喫茶店でコーヒーを飲んで別れた。数時間後、2ヶ月ぶりでもうひとりのYと待ち合わせ。 最近お気に入りのカウンターにて、隣席が3回転するほどの時間を過ごす。友人によって時間の過ごし方というのは違ってくる。目的に合わせて異なる街で会い、お酒を飲んだり、散歩をしたり、展示を観たり…そのどれもに対して「あの子となら」というものがあると思う。2人のYと、それぞれにらしい過ごし方をした6月最後の土曜日。

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落語ソムリエ

新作落語はひとりの噺家さんのものしか聞いたことがなく、だからあまり私の耳には慣れていないと思っていた。でも友人が選んでくれた人達のそれらは扱うテーマも表現の仕方も様々、皆それぞれに面白さがあり、そのどれもがすんなりと受け入れることが出来た。古典でも新作でも、あるいは真打ちだとか二ツ目だとか関係なく、まだ足を踏み入れたばかりの世界を充分に愉しめているのは、よき案内人のおかげだと思っている。

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夏至 浅草に酔う

瓶ビールを傾け、目の前でくつくつと煮える鍋をつつく。ただそれだけのことでも、どじょう鍋だからなのか、年数を重ねたお店の雰囲気によるものなのかたっぷりと風情を感じられた。長居をせず滞在は1時間、それから魚にもつ焼きにとハシゴした。2軒目を出てもまだうっすら明るい空と観光客で賑わう街並み。浅草は遊ぶ場所飲む場所としては、私にとってまだ微かな憧れをもって距離を感じる街で、だからハシゴしていることにさえ酔う夏至の夜となった。

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らぶゆ

「愛って何?」
最後のシーンで放たれた台詞に、この舞台の全てが詰まっているのだと思った。今までにだって、どこかで聞いたことのあるような言葉を、じゃあどうして今回のKAKUTAの舞台で引っ掛かったのかといえば、それまでのシーンで私なりに感じる 「愛」の形があったからだと思う。心の奥をざわつかせるKAKUTAの世界。
池袋の小さな場所からの始まりを克明に憶えている。時が経ちハコの大きさがどれだけ変わっても、あの頃に感じたような気持ちを観る度持たせてくれる。

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未知の味

先日、購入出来なかった梅を今度は入荷連絡を受けた上で手に入れた。タイミングが遅れたことでの利点が2つ。友人から1瓶分に匹敵する青梅のお裾分けを頂いたことと、ウィスキーベースにクローブやシナモンで作るスパイス梅酒なるものを知ったこと。家事の合間、ザルにあけ乾かしている梅のふうわりと甘い香りを何度も吸い込んでは気分転換。1年後に訪れるであろう、未知な味への期待はその都度膨らんだ。

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家歌

母のお祝いをした後、恒例のカラオケ大会へ。「お父さんの歌、聞きたい」と促しても、素直にマイクを握ってくれないことはもう分かっている。自分達の歌う曲をガンガンいれてリズムにのり出来る限り楽しそうにしていたら、今回父がその気になるのは思いの外早かった。「すごい男の唄」がリクエストされたら、完璧にエンジンのかかった証。曲も単純でテンポもよいから家族みんなで大熱唱して、我が家にはぴったりの選曲だと毎回思うのだった。

author: kikurair
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