視覚と記憶

暖かな休日、大枠でしか知らない道を適当に気の向くまま歩いた。覚えのない路地を抜けては、いつか見た景色にぶつかることを繰り返す。地図も見ず寄りたくなるようなところも検索せず、ただひたすら話をしながら街の空気を感じていた。今、風景を思い返すと会話の内容が浮かんでくる。その後に入ったお店での話題は何だかぼんやりしているのに、視覚と結びついた記憶の鮮明なことよ。

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「マイケル・ジャクソン」の威力

1年ぶりに再訪すると入口手前、小さなディスプレイスペースの内容が変わっていた。ユーモアたっぷりお酒好きな人達が集まる店としての心意気が伝わってくる。限られた予算のなか手書きのPOPを頼りに今年のスコッチを探すこと数10分、「マイケル・ジャクソンが愛した最北端のモルト」と記されたものを見つけた。より強い好みがあるわけではないからボトルに貼られたラベルだったり、情報とも言えないようなこんな小さなことが決め手となったりするのだった。

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登山が先か温泉が先か

お正月に登れなかったリベンジを建国記念日に。おにぎりとビールをリュックに詰めていつものように人の少ないコースを選択した。日陰に霜柱は残っていても、暖かな陽ざしのもとでは冬枯れの景色も温もりが感じられる。昼下がりには下山してゆっくりと温泉に入り、またビールを飲んだ。入浴+ビールに登山と同じくらいの時間をかけては、どちらがメインなのか見失いそうになる。

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「See you」

前日に切ったばかりの髪形は彼女と似ていて、そんなことからも今までより一気に距離が縮まったように感じる。銭湯から始まったカタコトの会話はタトゥーのデザインや彼女が学んでいることに至るまで、時に正してもらいながら笑いも聞きたいことも絶えないものになった。 別れ際の挨拶は「See you(またね)」。「Thank-you」がピリオドならそれは次に続くカンマのようだと、何気ないことだけれど嬉しかった。

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5ヶ月後のち1年3ヶ月後

去年の秋に予約して以来、年を越して再び座れたカウンター。幾つもの創作料理のなか、今回一番衝撃を受けたのは薄いパンの衣に包まれたカキフライで、もう一皿食べたくなるほど美味しかった。メニューに書き出されたお品書きからはいくらでも料理を想像出来るのに、実際にはそれを遥かに上回る食べたことのないようなものが出てくるのだから人気があるのも頷ける。次回の予約は2021年の5月だなんて、その間に食べられない幾つもの料理のあることが悔やまれてならない。

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外出時の味方

日曜日、人で賑わう新宿にて、ぽっかり空いた時間を過ごすのに最適なスタバを見つけた。普段あまり利用しないのは混雑していて落ち着けないからで、でも見つけたところは店内が広かったからか、席が埋まっていても気にならなかった。持っていた本を広げこんな風に通勤時ではなく、改めて読書の時間を持つことは久しぶりだと思う。読まなくてはいけないものと読みたいものと、どちらも存分に読めた。外出時、何かしらの本がいつも私の手元にある。どこへでも一人で行ける、居酒屋やラーメン屋どこへでも一人で入れる、と思っているのはきっと本があるからなのだと思う。

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新しい扉

久しぶりにぐるりのカウンター。品揃えのよい日本酒からどれにしようかと悩むのは毎回のことで、今回気付いたのは美味しい一杯を見分ける友人とは対称的に、私は癖のあるものを選び出してしまうということ。 それでも古酒のような飲み辛さを感じたものが、いぶりがっこクリームチーズと抜群の相性だったのには、オセロの駒を一気にひっくり返したような爽快感を味わう。今まではそれだけで飲んで口当たりのよいものが自分のなかで美味しい基準となっていたけれど、今夜は更に新しい扉が開かれてしまったように感じる。

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1日過ごせる美術館

展示を見て、地下のレストランで充実した食事をして、図書館で本を読んで…こんな風に半日もかけて、美術館で過ごすことは初めてだった。今までにも何度か訪れたことのある場所だったけれど、展示を見て隣接の公園を少し散歩して‥ぐらいでしか利用していなかったので、それだけではない愉しみかたを出来たのが新鮮に感じる。思いのほか時間を忘れて過ごしたのが美術図書館で、あそこにいるだけでも1日はあっという間に過ぎると思う。帰りにはブルーボトルコーヒーに寄り、コーヒー片手に隣駅まで歩いた。後日、食べたグラノーラがとても美味しく、日曜日楽しんだ時間のおまけをもらったような気がするのだった。

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明日館にて

明日館という場所で、フランク・ロイド・ライトの話を聴ける機会があったことはとても幸運なことだった。彼の信念を建築士としての視点から紐解く人と、彼の残した言葉を研究することから紐解く人と。彼が大切にするもののなかには哲学的というか、どちらかと言えば普遍的なことがあって、だから建築に疎い私でも説明される色々なことがすんなりと入ってきた。彼の作品と知らず目にしてきたものや、まだ目にしていないもの、いつか訪れる機会があったら今までよりずっと親しみを持って接することが出来るだろうと思う。

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二大巨頭に隠れた理由

その味を知って以来、定期的に食べたくなる車屋さんの大玉子焼きと鯖寿司。だからこれらを喜んでくれそうな友人達との約束には度々、利用していた。訪れるとき、ひっきり無しにお客さんが入るのは言うまでもなく、予約の電話を入れた時でさえ背後の賑やかさが伝わってくる。忙しいだろうに対応してくれる店長の声が毎回軽やかで、いつもよい気持ちで電話を切れる。好きすぎる鯖寿司と玉子焼きの影につい隠れてしまいがちだけれど、こんな姿勢もきっと通う理由のひとつ。

author: kikurair
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