再会したい1本

数年前に訪れた小布施ワイナリーは、購入前に心ゆくまでワインの試飲が出来る夢のような場所だった。時を経て、ワインではなくそこの日本酒を東京で飲むことが出来るだなんて、それは今回200種類のなかから幾つか選んでもらったなかでも一番の衝撃だった。ワインを思わせるようなボトルとそれに負けない味わいと。小布施に行かずともまた東京のどこかで再会したい1本となったのは、きっと私だけでは無いはず。

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変わる関係性

先日借りて観た映画のなかで、夫婦でも親子でも恋人でも友人でも日々、関係性は変わっていくというようなことを言っていたのが印象的だった。続いていく日々のなかで時は止まらずに物事は進んでいくから確かにそうなのかもしれない。例えば、並んで歩いていた2人がいつからか前後で歩くようになることや、数ヶ月前に話せたことが今は話せない、というのはきっとそういうこと。「絶対」も「永遠」も無いから、それを維持しようとすることより変化に気づいた時に対応することの方が大切なのだと思った。

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今宵の「二番煎じ」

「二番煎じ」での表情や声音を変えての登場人物の使い分けのなかに、この方ならではの面白味があり、噺家さんにはその人に合った演目があるのだとあまり多くを観ていないながらに実感した。同じ噺でも人によってこちらが受けとるものはまるで違うし、同じ方のものだってその時々によって微妙に異なると思うから、今夜の「二番煎じ」が聞けて良かったと思うのだった。

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銀杏並木へ向かう理由

金色の葉はもう舞い落ちる頃で、風が少し吹く度に今までここで見てきたのとは違った景色を見せてくれた。人混みのなか目線を上に並木道を往復して、今年もTYハーバーのビールを飲んだ。苦手な混雑が予想出来ても尚訪れたくなるのは、絵画館を奥にした並木道が美しいのはもちろんのこと、魅力的な団子が幾つかあるからなのかもしれない。

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食後の一服

格別美味しいものを食べた後だけに、私は食後のコーヒーが欲しくなる。煙草を吸ったことは無いけれど、それは喫煙者達の食後の一服と似た欲求なのではないかと思う。空のお皿を前にまたすぐにでも食べたくなるようなチキンカツをお腹におさめ、やはりそんな気分になった。美味しい余韻を長く味わう為にも、コーヒーショップでは大きめのサイズを頼み、お茶の時間が長引いた分互いの言葉も尽くされたのだった。

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a glass of water

彼女とは日本酒で乾杯することが続いていたけれど、久しぶりにワインで杯を重ねた夜。個性の違いを感じられる互いの1杯が空くのは、丁寧に手をかけられた一皿ずつを食べ尽くすよりも速かったと思う。デザートを食べ、食後酒を頂き、それでも話すことが尽きず、お水片手に時間を過ごしたから、私たちにしては珍しくちょうどよい酔い醒ましの時間となった。

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予定は未定

大渋滞の山から抜け出してホッとした瞬間、本当の意味で景色が見えた。それはお昼を過ぎ、でも混雑していない場所でゆっくり食べたいと、目的地をひとつ先の山へと変更した後のこと。もう一つの頂上にて、ビールに合う熱々の美味しいもつ煮が食べられ、向かう道ではこの季節らしい景色も堪能できた。あのまま下山していたら今日の登山はきっと不完全燃焼だっただろうから、頭でっかちに予定を遂行しなくてよかったと思うのだった。

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満月前夜

同じ月を見上げひと言交わすだけで、どこか気持ちが通じたように思える。それは夜が訪れ、暗さのなかで一緒の空間にいることに親密性が生まれるからなのかもしれない。どうでもいいような会話をした後、東の空へ輝く月についてそれぞれ口にして別れた。同じ空を見上げることは、簡単なようでいてタイミングが難しいから、そんな別れ方が嬉しかった。

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江戸一にて

初めて訪れた時は、年季のはいった大きな算盤に見惚れ、2度目の今回は壁のお品書きから徳利の並べられた大きな鍋に至るまで、注目したい点は幾つもあった。ひとり1枚与えられた四角いお盆が自分達の領域。数回注ぎあった後で、人生の先輩は「あとは手酌にしましょう」と仰り、それぞれのペースへと切り替わる。それは、いつもの関係からただのお酒好き同士へと変化した瞬間でもあったように思う。

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選ぶ道 選ぶ時間

夕暮れの隅田川沿いを、力士のいる街から花やしきのある街まで散歩した。ジョギングする人、犬と散歩する人、ポーズを決める外国人観光客、集う学生…様々な人達とすれ違い、「休日」だからという理由だけではないところで時間が緩やかに感じられた。それは歩いている人達が皆、私達のように並行する通常の道ではなく、川沿いのここを選んで歩いているからなのだと思う。どの道を選択するか、それだけでも時間の使い方を選んでいることになるような気がした。

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