浪曲デビュー

またひとつ、新しい世界に足を踏み入れた。生で聞く初めての浪曲は、イベントの一貫として私の好きな銭湯を題材にしたものだったから、面白さが倍増するのは尚のこと。落語と違ってオチは無いんです、と説明されるのも新鮮なら、三味線奏者である曲師とのあうんの呼吸や、オリジナルであろう語りの内容と、語り歌われる浪曲師の卓越した技に至るまで見終わった後ではその全てがツボとなる。あんなに近い位置にいたのに感想を伝えなかったことが心残りで、だからまたあのうなりを聞きに行こうと思う。

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遊び心

毎年この時季にだけ作るラム酒漬けドライフルーツをたっぷり入れたチョコレートには、ブラックの板チョコが合う。何枚も手に入れ並べたところで初めて、パッケージの違うことに気付いた。こうすることで、どれだけの手間がかかりどれくらいの費用がかさむのかは分からないけれど、価格の高いものでもない商品にこんな遊び心のあるのが好ましい。この心意気に、今年自分の作ったものを重ねてみるならマシュマロを入れてみたところだろうか。小さくて白いそれは、見た目も味も吉と出たのだった。

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確かな記憶

お祝いの食事会。義母のリクエストは串揚げで、場所もジャンルもいつもとは趣きの異なるものとなった。4人で義母の故郷でもある大阪を訪れた時、同じように串揚げのお店に入ったらしいがそれは記憶から欠落していた。話しているうちにぼんやりと私が思いだしても尚、息子の方は父と自分と3人で行った時ではないかと畳み掛けるのだから、ばらばらな私達の記憶より母のそれの方が確かだろう。久しぶりの串揚げは美味しく、意外な選択だったが故に今日のことは確かな記憶として残りそうだった。

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ぽつらぽつら

色とりどりのお通しだけで、日本酒を2種類は飲んだだろうか。お品書きにも勝る充実した内容に序盤から満たされる。しらすと鳴門ワカメとたらの芽のアヒージョ、タコと菜の花とアボカドのタルタル、鴨のロースト…など幾つもあるお品書きから気になるものがことごとく同じで、 つまみの好みは彼女との方が夫よりもずっと合うと思う。そうして時間を制限されなかったら、きっといつまでもカウンターから離れなかったことでしょう。

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雪の降る日は

私のなかで時間をかけ、目をかけ作りたいのがおでんで、だから充分、心にも時間にも余裕のある時にしか作らない。予報通り雪の降りだした今日はぼんやりと予定していたことを変更し、家に籠る。朝から出汁をとり、大根や里芋、玉子の下ごしらえをしておでん作りに精を出した。練りものなどの具材が出汁に加担してよい演出をしてくれたら、必要なのは染み込ませる為の長い時間。おかげで銭湯での長風呂にも弾みがつくというもの。

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ワンダーランドたる所以

1年ぶりに目白のワンダーランドへ。音楽が好きなのであろう人が選んでいるBGMに心のなかでリズムをとりながら、POPをじっくりと読み、予算とのバランスで今年の1本を選び出す。思い立って行くわけでは無く、毎回「今日行こう」と思いながら段取りをつけて向かっているから、そんな日はどんな一本に出会えるかと、少しワクワクしながら1日を過ごすという点からも、私にはワンダーランドたる所以なのだった。

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伝わる関係

親い人の言葉に救われることは多々あって、だから私のかけたひと言で、あるいは短い時間の会話で、友人の気持ちを少し楽に出来たということが喜びとなる。関係性がないと伝わらない言葉もある。長い時間をかけて築いてきたものが、短い言葉以上の気持ちを届けてくれたと思う。

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まくらの名人

直前までご本人の自伝的エッセイを読んでいたので、「まくら」で話されるふとしたことに、きちんと背景が浮かんでくる。話術が優れているからそんなことを知らなくてもきっと面白いのだろうけれど、知っているからこその充実した笑いがいつも以上にあったように思う。私には、落語はもちろんのことまくらであんなに笑いどころがあるのも、この噺家さんを好きな理由のひとつなのだった。

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銭湯のススメ

いつも行く銭湯の暖簾がBEAMS仕様のお洒落なものになっていると思ったら、スタンプラリーが行われているのだった。幾つも公衆浴場が廃業しているなかで、こんな風に銭湯文化が盛り上がる為のイベントが行われるのは嬉しい。この街のに通うようになって10数年。残念ながら常連さん達のなかにはいつしか見なくなってしまった顔もあるけれど、ここでの時間の流れはずっと変わっていないと思う。

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夜の目印

彼女の詩を読むようになってから、それらが「詩集」として出ることをいつからか待ち望んでいた。待望の一冊は写真と一緒に載せられたwebで見る世界観とは異なり、文字のみとシンプルな分、言葉の持つ意味や表現が存在感を増して心に突き刺さる。同じ詩でもその表し方ひとつで印象は変わる。いつか彼女と、余白の持つ力について話したことがあった。詩を読む側に委ねたい部分があるということを。webと紙ベースの良さはそれぞれにあり、委ねられたその先も異なる。この詩集は、特にそんな想いが反映されているように感じた。

author: kikurair
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